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一つになった者たちにくださる十倍の祝福

  • Страна | オーストラリア
  • Дата | 29 мая 2012
「稲妻が東から西へひらめき渡るように、人の子も来るからである。」(マタ24:27)

新しい契約の真理が稲妻のようにサマリアの地の果てまで伝わり、世界のあちこちで福音の勝戦歌が響いている。去る3月21日から一週間開かれた「2012年定期総会」は預言の完成を成し遂げる預言者たちが信仰の精神を整え直す意味深い場であった。

この場にはオーストラリア・シドニーの福音を担当して3年目になるパク・ジェチュン宣教師も参加した。定期総会の日程を終えて聖霊の感動を心一杯に抱き出国準備に急ぐ彼に会い、現地の福音についてと世界福音のビジョンについて聞いて見た。

_ 宣教師、久しぶりにオーストラリアの福音の便りを聞くことができて嬉しいです。初めてオーストラリアに行かれた時のことを覚えておられますか?

「2009年 3月でした。今もあの時が昨日のように鮮明に思い出されます。預言の現場に行かせてくださることに感謝しながらも、英語の実力も充分でなく、外国文化にも門外漢である私がうまくできるかと負担が大きかったです。それでも心の中で一つ決心していたことがありました。必ず御母様に喜びをささげる福音を成し遂げるということでした。」

_ 当時のシドニーの福音について教えてください。

「オーストラリアには2003年から福音が伝えられ始め、私がシドニーへ来た時は小さなハウスチャーチで 150人位の家族が信仰を守っていました。ところが、数日後にハウスチャーチで礼拝や集まりを持つことができない状況が生じました。とり急ぎ多くの所を転々としながら礼拝をささげました。家族たちは大変な中でも搖れることなく信仰を守りましたが、中にはそんな事情を理解することができない家族もいました。その時が4月だったのですが南半球であるオーストラリアは4月から冬が始まります。「オーストラリア」といえば、よく暖かくて澄んだ気候を考えますが、冬にはすごく寒くて身を切るような風が吹きます。冷気が身にしみると訳もなく物悲しかったです。教会がほとんどなかった時代、子どもたちの不平不満をすべて聞いてくださり一人きりで苦労されながら福音を興された天の御父様のことをたくさん思い出しました。」

ⓒ 2012 WATV
호주 시드니교회의 부녀부 모임.
_ はじめから困難が多かったですね。 大変な時期をどのように勝ち抜かれましたか?

「知識的に知っていて普段よく言う言葉ですが、本当に御父様御母様に頼るしかなかったです。
毎日集まりを持つ前に家族たちと一つの心で御母様に切に求める手紙を書きました。今すぐこれと言う結果はなかったのですが、誰も挫折しないで最後まで一つの心で神様にすがりました。
そのようにして何カ月が経って、いよいよ神様が恵み深い神殿を授けてくださいました。家族たち全員が神殿工事に参加しました。時間がある方々は一日中、会社員や大学生たちは夕方に来て遅くまで働きました。誰一人きついと言わず喜んでしました。
2ヶ月ぶりに工事が終り、 2010年過越祭に新しい神殿で初の礼拝をささげました。
美しい新しい神殿で愛する家族たちと新しい命の祝福を分ける時の喜びというのは… 御父様も困難の末に教会を建てられる度にそんな気持ちになられたでしょう。」

_ 神様が共にいらっしゃるということを感じられたでしょうね。

「本当にそうでした。万有に満たされる神様はどこでも子どもたちと一緒におられ、細かいところまで面倒を見てくださるということを肌で感じました。実は、御母様がいらっしゃる韓国から海の向こうのオーストラリアまではとても遠く離れているという考えから、初めてオーストラリアへ来る時は恐ろしさもありました。ですが、人の目にはその距離が遠く見えるかも知れないですが、神様にとってはそうではありません。神様がいつもそばで私どもの面倒を見てくださるという事がどれだけ力になるか知れません。
家族たちの心にも御母様が私たちと一緒にいらっしゃるから、どんな苦難と逆境も勝ち抜くことができるという信仰が確かに刻まれました。これからは神様がすべて助けてくださるということが分かるから、家族たち皆どんな事でもいつも御母様に祝福を求めます。」

ⓒ 2012 WATV
항상 말씀 공부에 힘쓰는 청·장년부는 호주 시드니교회의 기둥이다.
_ 大変な時期が家族たちの信仰をもっと強くしてくれたようです。

「それがまさに神様の御計画ではないでしょうか。実は家族たちは今まで信仰生活をして来ながら困難を経験した場合がほとんどなかったと言います。それで教会の建物がなくて困難を経験した時がとても大変だったかもしれませんが、温室の中の花のように育った信仰が強まったといい、その時の事をむしろ有難いと思っています。これからは思いがけない試練が生じても恨みや不平を言うことはありません。不便な点があっても何でもないことのように思ってですね。」

_ オーストラリアは移民者が多いことで有名です。シオンにも移民しに来た家族たちが多いでしょうに、生きて来た文化が違って和合しにくい点はなかったですか?

「オーストラリアには韓国人もかなりいますがオーストラリアと隣合っている島国の人々がとても多いです。シオンにもオーストラリア現地人と自費宣教に来た韓国の家族はもちろん近隣のニュージーランド、サモア、フィジー、トンガ、クック諸島など島国から渡って来た家族が少なくありません。
大部分英語を使うので意志疎通は可能ですが各国ごとに考え方や習慣は少しずつ違います。にもかかわらず、どれだけうまく和合するのか、私が驚くほどです。家族たちの心に「私たちはエロヒム神様の中で一つ」という連帯感があるからではないかと思います。申し訳ないですが、私はまだ英語が上手な方ではありません。福音に関することでなければ対話をするのも大変なのに、家族たちは私が言葉を終えるまで耳を傾けてくれて、たまによく聞きとれなければ自分がまだ聞き慣れていないせいだと自分のせいにします。御母様の教訓どおり従順に従いながら自分より他人を優れていると思い、自分と違う点があっても理解して尊重する姿勢が身についているのです。」

ⓒ 2012 WATV
항상 말씀 공부에 힘쓰는 청·장년부는 호주 시드니교회의 기둥이다.
_ 気配りする心が感動的です。福音にも影響があるでしょうね?

「勿論です。家族を思う心は霊肉の間でまったく同じです。島国から来た家族たちの著しい特徴は信仰心が篤いということです。真理を受け入れる前から聖書を読むのが好きで、忙しくても日曜日礼拝をきちんと守った方々なので、聖書で真理を見分けてからはとても驚きます。そうしてからはすぐに故郷に電話をかけて家族たちに情熱的に福音を伝えますね。
直接本国に行って知り合いを訪ね回って真理を伝えたりもします。移民に来た方々はたいがい故郷の家族に経済的援助を受けなければならない立場なので、経済的に豊かではなくて時間的余裕もほとんどありません。それでもどうしても故郷に真理を伝えようと労することは、以前の自分たちのように長い間偽りを真実だと信じて、誤った信仰生活をして来た人々をただじっと見ていられないからです。
その家族たちの切実な気持ちを知っているので、一緒に短期宣教に行ったりもします。神様も和合する心を喜んでくださり、ふんだんな実をお許しくださって驚くべき御業を起こしてくださるようです。」

_ 恵み深い事例も多かったようですね。

「クック諸島出身の家族が、父親と故郷の人々に御言葉を伝えに行った事があります。
志を合わせた一人の姉妹と一か月の旅に出たのですが、その姉妹は条件上一週間しか泊まることができませんでした。御言葉を聞こうとする人が多くて、一人で残るようになれば、あの魂たちをどうすればいいか困り果てていたんです。ところが、姉妹がオーストラリアに帰った日、ちょうどニュージーランド・オークランドシオンから二人の母女が家族を宣教しにクック諸島に来たのです。その方たちと意気投合して手まめに福音を伝えた結果、クック諸島にハウスチャーチが立てられました。それ以外にも神様の御恵みとしか言えない御業がたくさんあります。」

ⓒ 2012 WATV
호주 복음의 미래, 꿈나무 학생부.
_ 世界福音を速く完成させるためには、何より和合が重要のように見えます。

「はい、私たちオセアニアの福音を見ても、ニュージーランド教会を始め、オーストラリア内の多くの教会と弛まず連携したおかげで、近隣の島国に福音を迅速に伝えることができました。
今は福音がサマリアと地の果てまで、全世界に伝えられる時代です。一堂会、都市、国家の垣根を越えて、世界すべての家族たちが一つにならなければならない時ではないかと思います。国と民族ごとの性格と文化は違いますが自分の考えは捨てて、御母様の気持ちを考える時、皆が一つの心、一つの志を持つようにならないでしょうか。
神様は全世界の家族たちの心が一つになることができる基盤を用意してくださいました。
いくら遠く離れていても映像物や「エロヒスト」、インターネットホームページを通じて御母様の御言葉を聞くことができるし、世界福音がどのように成されているのか易しく分かるじゃないですか。いつも御母様の御言葉に耳を傾け実践するのが完全に和合する近道だと思います。」

ⓒ 2012 WATV
_ これからはどんな福音を成すことを望まれますか?

「初めと変わりありません。御母様に喜びをささげる福音を成したいです。御母様の最大の喜びは天の子どもをすべて捜すことでしょう。
いつかある村へ行ったのですが、実はイスラム教信者が集まって住む村でした。どうしようかためらっているうち、ここに導かれた御心があると信じて門をたたきました。案の定、その村でたった一軒あるクリスチャン家庭で真理を心から探していた魂に出会いました。もしその村をそのまま通り過ぎていたら、その魂はどうなったでしょうか。私たちはどこに天の家族がいるか分かりません。だから誰一人そのまま通り過ぎることができません。
家族たちもオセアニアのすべての人に福音を伝えるという目標意識を持って、神様が機会をくださる時いつでも「行きなさい」 といわれた所に行くことができるようにいつも準備しています。
まだシオンが立てられてないフィジーとトンガに短期宣教に行くためにニュージーランド教会と協力しながら準備していて、オーストラリアの他の都市にも目を向けています。現在首都であるキャンベラを始めとしてブリスベン、メルボルン、ニューキャッスル、ケアンズ、アデレードなど 30万人以上が居住する都市には皆シオンが立てられました。もっと多くの働き手を養成してハウスチャーチを拠点に近隣地域にまめに福音を伝えて、島国に支援を惜しまなかったらオセアニア福音はやがて完成されることと信じています。」

_ 考えるだけでも心がときめきます。最後にお話しされたいことを言ってください。


「今回の定期総会を通じて御母様が福音は「方法」ではなく「精神」が重要だと明らかに教えてくださいました。まさに私にくださる御言葉のようでした。去年までは家族たちに何か私の欲望のまま教えて植えてあげようと思う時が多かったです。これからは目覚めた預言者の精神で行うことにより、模範を見せながら御母様が常に「がんばりましょう、アニモ」と言われながら督励されるように、家族たちに力を与えたいです。
早く家族たちに御母様の聖霊を伝えたくて今心が急いています。家族たちと一つの心で楽しく福音を成して今年一年、本当に御母様に喜びを差し上げられるように最善を尽くします。」